頭痛は整体院で楽になる?通う前に知っておきたいこと
医療機関の検査で異常が見つからなかったものの、頭痛が続き、整体院の情報を探している方もいるでしょう。整体KOTOBUKIにも、首や肩のこりと一緒に頭の重さを訴えて来院される方が多くいらっしゃいます。
ただし、整体院は診断をする場所ではありません。頭痛のなかには、施術ではなく、一刻も早い受診が必要なものが含まれています。だからこそ、適切な順番で対処することが大切です。
整体KOTOBUKIは、自律神経の乱れによる不調に向き合う整体院として、関東・大阪に25院以上を構えてまいりました。頭痛のご相談では、すぐに施術を始めるのではなく、まず医療機関への受診が必要な状態ではないかを確認しています。
※整体は医療行為ではありません。痛み・しびれ・めまい・頭痛などの症状が強い場合や長期間続く場合は、まず医療機関で診察を受けてください。本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の症状に対する施術効果を保証するものではありません。
▼頭痛のことで、まず誰かに相談したい方へ
整体KOTOBUKIでは、初回にじっくりお話をうかがう時間を設けています。医療機関の受診をおすすめしたほうがよい場合は、率直にお伝えします。
まず病院へ行ってほしい頭痛もあります

頭痛のなかには、整体院でのケアより先に、医療機関の受診や検査が必要なものがあります。
日本神経学会と日本頭痛学会がまとめた『頭痛の診療ガイドライン2021』では、命に関わる病気が隠れている頭痛を見つけるための危険徴候として「SNNOOP10」が示されています。二次性頭痛を疑う手がかりとして用いられる指標です。
痛みの強さだけでは、緊急度は決まりません。特に確認したいのは、「いつもと違う頭痛か」「痛み以外の症状があるか」の2点です。
緊急度の高いものから順に整理します。
- すぐに救急車を呼んでほしい頭痛:突然始まる、これまでに経験のない激しさ、意識や手足の異常をともなう
- 数日以内に受診をおすすめしたい頭痛:発熱や首の硬さ、50歳を過ぎてから初めて出た、日ごとに強くなる
- 医療機関で異常がないと確認された後に整体院を検討する:医療機関で危険な病気がないことを確認してから、こりや姿勢のケアを考える
すぐに救急車を呼んでほしい頭痛
突然始まった激しい頭痛は、速やかに救急要請してください。
「バットで殴られたよう」と表現されるほど急激にピークへ達する痛みは、くも膜下出血のサインとして知られています。数分以内に痛みが最大になった場合は、様子を見ずに救急要請が必要です。
痛み以外の症状も重要な手がかりになります。
呂律が回らない、片側の手足に力が入らない、顔がゆがむ、物が二重に見える、意識がもうろうとする。1つでも当てはまる場合は、脳の血管や神経に関わる病気の可能性があるため、速やかな受診が必要です。
頭を打ったあとに始まった頭痛も同じです。ぶつけた直後は平気でも、数時間から数日たってから症状が出るケースがあります。頭部外傷のあとに頭痛や吐き気が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
判断に迷う場合も、様子を見続けず、医療機関や救急相談窓口へ連絡しましょう。
数日以内に受診をおすすめしたい頭痛
救急車を呼ぶほどではなくても、早めの検査が望ましい頭痛があります。
発熱と一緒に頭が痛み、首を前に曲げると突っ張って動かしにくい場合は、髄膜炎などの感染症が疑われます。市販薬だけで様子を見ず、内科や脳神経内科などの医療機関を受診してください。
年齢も判断材料になります。50歳を過ぎてから初めて経験する頭痛は、若いころからの慢性的な頭痛とは意味合いが異なります。血管や腫瘍の問題が背景にあるかどうかを医師に相談し、必要に応じて画像検査などを受けることが大切です。
痛み方の変化にも目を向けてください。
以前から頭痛はあったものの、最近になって頻度が増えた、鎮痛薬の効きが悪くなった、朝起きたときが一番つらい。いずれも、医師に伝えるべき情報です。
妊娠中や出産直後、がんの治療歴がある方も、頭痛の背景が変わりやすいため、早めに医療機関へ相談してください。
医療機関で異常がないと確認された後に整体院を検討する
医療機関で検査を受け、脳や血管に問題がないと確認されたなら、その後、必要に応じて体のケアを検討します。
原因となる病気がない頭痛は「一次性頭痛」と呼ばれ、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などが含まれます。
一次性頭痛のうち、首や肩の筋肉のこわばりが関わっているタイプでは、姿勢や筋肉の状態を整えるアプローチが選択肢に入ります。整体院では、こうした筋肉や姿勢へのアプローチを行います。
ただし、医療機関を受診していない段階で、整体院の施術を優先することは避けてください。
整体KOTOBUKIでは、危険を思わせるサインをうかがった場合、施術より先に医療機関の受診をおすすめしています。
自分の頭痛のタイプ、ご存じですか?

頭痛には複数のタイプがあり、適したケアもそれぞれ異なります。ところが、自分の頭痛がどのタイプなのかを正確に把握している方は多くありません。
頭痛専門外来へ紹介された患者のうち、頭痛を専門としない診療科から紹介された99人を分析した研究では、59人にあたる59.6%が、前の医療機関では診断がついていない状態でした。
タイプが違えば、温めたほうがよい場合と、冷やしたほうがよい場合すら逆になります。自己流の対処で悪化させないためにも、まずは自分の頭痛の特徴を把握しておきたいところです。
- 片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛の違い:痛み方・場所・持続時間で区別する
- 診断がついていない方は思いのほか多い:専門外来への紹介例でも6割近くが未診断だった
片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛の違い
代表的な一次性頭痛には、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛があります。
2024年に発表された、国内の成人21,480人を対象とした調査によると、7,331人にあたる34.0%が頭痛を抱えていました。
内訳は、片頭痛が3.2%、緊張型頭痛が6.7%、群発頭痛が0.1%、そのほかの頭痛が24.2%です。
| タイプ | 痛み方 | 場所 | 持続時間 | ともなう症状 |
| 片頭痛 | ズキズキと脈打つ | 片側が多い | 4時間〜3日程度 | 吐き気、光や音がつらい、動くと悪化 |
| 緊張型頭痛 | 締めつけられる、重い | 両側・後頭部 | 30分〜数日 | 首や肩のこり、目の疲れ |
| 群発頭痛 | えぐられるような激痛 | 片目の奥 | 15分〜3時間 | 目の充血、涙、鼻づまり |
見分ける手がかりの一つが、体を動かしたときの変化です。
階段の上り下りで痛みが強くなる場合は片頭痛の特徴に近く、日常的な動作で悪化しにくい場合は、緊張型頭痛の特徴に近いと考えられます。
後頭部が重く感じられるタイプも、緊張型頭痛でよく見られます。
群発頭痛は、じっとしていられないほどの激痛が一定期間に集中して現れます。医療機関での対応が中心となるため、痛みの発作が起きている時期は、頭痛外来や脳神経内科などの医療機関を受診してください。
診断がついていない方は思いのほか多いです
大阪の富永病院頭痛センターが、2024年8月から2025年4月にかけて紹介患者を調べた研究があります。
分析対象147人のうち、専門科以外の医療機関から紹介された99人を見ると、59人にあたる59.6%は、前の医療機関で頭痛の診断名がついていませんでした。
この数字が示しているのは、患者側の努力不足ではありません。頭痛の分類には、専門的な評価が必要な場合があります。
頭痛が続いて生活に支障が出ている場合は、頭痛外来や頭痛専門医のいる医療機関への相談を検討してください。タイプがはっきりすれば、薬の選び方や体のケアの方向性も定まりやすくなります。
整体院に通うかどうかを考えるのは、その後です。
首こり・肩こりと頭痛の関係

首や肩のこわばりと頭痛は、無関係ではありません。
2024年発表の同じ調査によると、片頭痛以外の頭痛に分類された人の頭痛関連症状として、肩こりが13.6%で最も多く、首こりが9.4%と続きました。
こりと頭痛を一緒に感じている方が、一定の割合で存在しています。
首や肩のこわばりが頭痛とともに現れる背景を、筋肉への負担と自律神経の2つの側面から整理します。
- 重い頭を支える首の筋肉のこと:姿勢の乱れが負担を増やす
- 自律神経の乱れと痛みの関係:心身の緊張が続くと、首や肩がこわばりやすくなる
重い頭を支える首の筋肉のこと
首の筋肉は、重さのある頭を1日中支え続けています。座っているあいだも、歩いているあいだも、常に一定の負担がかかっています。
姿勢が前に傾くほど、首にかかる負担は増えます。
パソコンの画面をのぞき込む姿勢や、スマートフォンを見下ろす姿勢が長時間続くと、後頭部から首の付け根、肩甲骨のまわりの筋肉が緊張したままになります。
同じ姿勢が続いて首や肩の筋肉が緊張すると、こわばりや圧迫感が生じやすくなります。緊張型頭痛では、後頭部から頭全体にかけて、締めつけられるような重い痛みを感じることがあります。
整体院では、姿勢や体の使い方を確認し、首や肩甲骨まわりの緊張を和らげる施術を行います。頭そのものではなく、頭を支える首や肩周辺へ働きかける考え方です。
痛みが完全になくなると保証するものではありませんが、体への負担を軽減しやすい状態を目指します。
自律神経の乱れと痛みの関係
自律神経は、意識しなくても心臓や血管、内臓などの働きを調整している神経です。活動時に優位になる交感神経と、休息時に優位になる副交感神経が、状況に応じて働いています。
強いストレスや睡眠不足が続くと、心身の緊張が解けにくくなり、首や肩のこわばりを感じやすくなることがあります。
朝起きた時点で頭が重い、午後になるとつらさが増す、天気が崩れる前に痛みが強くなる。ただし、時間帯や天候による頭痛の変化にはさまざまな要因があるため、症状が続く場合は医療機関に相談してください。
整体KOTOBUKIは、自律神経の乱れによる不調に向き合う整体院として展開してまいりました。施術を通じて、体の緊張を和らげ、休息を取りやすい状態づくりをサポートします。
▼首のこりと頭の重さが、いつもセットで来る方へ
整体KOTOBUKIは、自律神経の乱れによる不調に向き合ってきた整体院です。関東・大阪に25院以上、いずれも駅から徒歩1〜7分。まずは体の状態を見せていただくところから始めましょう。
頭痛薬は月に何日まで飲んでいいのか

鎮痛薬は、つらい時間を乗り切るための心強い味方です。
ただし、服用日数が増えると、薬剤の使用過多による頭痛につながる場合があります。「薬剤の使用過多による頭痛」と呼ばれ、国際頭痛分類第3版で診断基準が定められています。
診断基準は、薬の種類ごとに異なります。カレンダーを見返せば、ご自身の服用日数を確認できます。
- 月に何日飲むと薬が原因の頭痛になるのか:薬の種類ごとに基準日数が違う
- 薬を減らすときは必ず医師にご相談を:自己判断でやめると、かえってつらくなる場合がある
月に何日飲むと薬が原因の頭痛になるのか
国際頭痛分類第3版の基準では、市販の解熱鎮痛薬など単一成分の薬を月に15日以上、片頭痛の発作時に処方されるトリプタン製剤や複数の成分を含む鎮痛薬を月に10日以上、3か月を超えて使い続けている状態が該当します。
週に2〜3回のペースで飲んでいる場合、月に10日前後には達します。「特別に多いわけではない」と感じる頻度でも、基準に近づいているケースは珍しくありません。
以前と同じ薬なのに効きが悪くなった、朝目覚めた時点ですでに頭が痛む、頭痛のない日がほとんどなくなったといった変化にも注意が必要です。
当てはまる項目がある場合は、薬を飲んだ日をカレンダーにつけ、1か月分の日数を数えてみてください。記録は、受診したときに医師へ伝える材料にもなります。
薬を減らすときは必ず医師にご相談を
基準を超えている場合でも、自己判断で急に服用を中止しないでください。急にやめると一時的に頭痛が強く出る場合があり、日常生活に支障が出る方もいます。
減らし方には順序があります。予防薬を併用しながら進める方法など、医師が患者の状態に応じて治療方針を組み立てます。
頭痛外来や脳神経内科では、薬の使い方そのものについても相談できます。
整体院は、薬について指示を出せる立場にありません。整体KOTOBUKIでも、薬の量や飲み方についてご相談をいただいた際は、医療機関への相談をご案内しています。
医療機関と整体院の役割を分けて利用することが大切です。
整体院のケアには、向き不向きがあります

整体院でできることには、明確な範囲があります。診断はできませんし、すべての頭痛が楽になると約束することもできません。
できる範囲とできない範囲を先に把握しておくことで、通い始めてからの行き違いを防げます。
期待できる部分と期待すべきでない部分、施術後に体調の変化を感じたときの考え方を順に整理します。
- 整体院のケアが向いている頭痛:こりや姿勢が関わる緊張型のタイプ
- 整体院では判断できないこと:診断・投薬・画像検査はすべて医療機関の領域
- 施術のあとにだるさや眠気を感じたら:無理をせず休み、続くようなら受診する
整体院のケアが向いている頭痛
整体院のアプローチが選択肢に入りやすいのは、首や肩のこわばり、姿勢の崩れが関わっているタイプの頭痛です。
締めつけられるような重い痛みが両側や後頭部に出る、デスクワークの後半につらくなる、日常的な動作で痛みが悪化しにくいといった症状に首や肩のこわばりがともなう場合は、筋肉や姿勢へのケアが選択肢になります。
片頭痛の方でも、首や肩のこわばりを同時に抱えている場合は、こりの部分をゆるめるケアが選択肢になることがあります。
ただし、発作が起きている最中は、刺激がかえってつらく感じられる場合があります。施術を受ける場合は、症状が落ち着いている時期に行いましょう。
一方、群発頭痛の発作期は、医療機関での対応が中心です。整体院で無理に対応しようとせず、頭痛外来や脳神経内科などの医療機関を受診してください。
整体院では判断できないこと
整体院は医療機関ではないため、病名をつける行為はできません。
「片頭痛です」「脳には異常がありません」といった判断は、整体院の業務範囲には含まれません。
画像検査も行えません。頭のなかで何が起きているかを確かめるには、CTやMRIといった検査が必要であり、実施できるのは医療機関だけです。
薬の処方や、服用中の薬に関する指示も対象外です。
頭痛がある場合は、まず医療機関で危険な病気が隠れていないか確認することが重要です。
整体KOTOBUKIでは、初回のカウンセリングで頭痛の出方をうかがい、受診をおすすめしたほうがよいと判断した場合は、施術を急がずにお伝えしています。
施術のあとにだるさや眠気を感じたら
施術を受けた日の夜や翌日に、体がだるく感じられたり、眠気が強く出たりする方がいます。
ただし、施術後に生じる体調の変化について、原因を一律に判断することはできません。
水分をとり、体調に問題がなければ入浴は短時間にとどめ、いつもより早めに休んでください。激しい運動や飲酒は、当日は控えたほうがよいでしょう。
頭痛が施術前よりはっきり強くなった、しびれや吐き気が出た、症状が2〜3日たっても引かない場合は、施術後の一時的な変化と決めつけず、医療機関を受診してください。
施術を受けた整体院にも連絡したうえで、症状については医療機関へ相談してください。
安心して通える整体院はどう選べばいい?

「整体師」自体に国家資格制度はなく、施術内容や対応範囲は院によって異なります。
頭痛という繊細なお悩みを相談する場合は、安全に利用するためにも、施術方針や説明内容を確認することが重要です。
初回のカウンセリングでは、次の3点を確認してください。
- 体の状態をどう確かめてくれるか:施術前に見て・触れて・聞く時間があるか
- 医療機関の受診をすすめてくれるか:整体院の範囲外を正直に伝えてくれるか
- 通う回数と期間の見通しを教えてくれるか:終わりの見えない通院にならないか
体の状態をどう確かめてくれるか
初回にいきなり施術台へ案内される整体院は、慎重に検討したほうがよいでしょう。
頭痛の出方は人によって大きく異なります。痛む場所、時間帯、きっかけ、ともなう症状を聞き取らなければ、どこへ働きかけるべきか判断できません。
確認したいのは、姿勢や首の動く範囲を実際に見てくれるか、痛みの出るタイミングを掘り下げて聞いてくれるか、医療機関での検査歴をたずねてくれるかの3点です。
聞き取りの内容が具体的であるほど、体の状態を筋道立ててとらえようとしている姿勢が伝わります。
「原因は骨盤のゆがみです」と初対面で言い切る説明にも、注意が必要です。頭痛の原因を十分に確認せず断定する説明は、慎重に受け止めてください。
医療機関の受診をすすめてくれるか
信頼できる整体院ほど、自院の対応範囲を明確にしています。
危険を思わせるサインをうかがった際に「まず病院で検査を受けてください」と伝える院は、利用者の安全を優先していると判断する材料になります。
一方で、「病院に行っても意味がない」「薬はやめたほうがよい」といった説明が出てきた場合は、その場で判断を保留してください。
医療の判断を否定する発言は、整体院の対応範囲を超えています。
整体KOTOBUKIでは、受診が望ましいと考えられる場合、施術のご案内より先にお伝えする方針を取っています。頭痛の背景は、整体院だけで完結するものではないと考えているためです。
通う回数と期間の見通しを教えてくれるか
「良くなるまで通ってください」という案内だけでは、いつまで続くのか判断できません。
初回の段階で、まずは何回ほど様子を見るのか、どのくらいの間隔で来ればよいのか、どこまで変化がなければ方針を見直すのかを示してくれる整体院であれば、計画を立てて通えます。
料金の説明も同じです。
1回あたりの金額、回数券の有無、追加費用が発生する条件を、通い始める前に確認してください。初回で契約を迫られる雰囲気がある場合は、いったん持ち帰って検討しても問題ありません。
通う間隔は、体の状態や生活のリズムによって変わります。
整体KOTOBUKIでは、初回のカウンセリングで見通しをお伝えしたうえで、途中でも遠慮なくご相談いただけるようにしています。
自宅でできるのは、首をゆるめるところまでです

自宅でできる対策は、首や肩に負担をためないことと、無理のない範囲で緊張を和らげることです。
2024年発表の調査では、片頭痛以外の頭痛に分類された人の頭痛関連症状として、肩こりが13.6%で最も多く挙がりました。
首や肩のこわばりをためない生活習慣が、日常的な対策の基本になります。
無理に強く押したり、勢いよく首を回したりする動きは、かえって痛みを招く可能性があります。やさしく、短く、こまめに行うことが大切です。
2つの切り口でお伝えします。
- デスクワークの合間にできる動き:長く続けるより、回数を分ける
- 温めるとき、冷やすとき:頭痛のタイプによって選び方が逆になる
デスクワークの合間にできる動き
同じ姿勢が続く時間を、意識して区切ってください。
目安として60分に1回、1分ほど体を動かすことで、筋肉が固まったままになる時間を減らせます。
肩甲骨を寄せる動きから始めてみましょう。
両ひじを軽く曲げて肩の高さまで上げ、息を吐きながら5秒かけて、ひじをゆっくり後ろへ引きます。肩甲骨どうしを近づける意識を持ちながら、力を抜いて元に戻してください。
無理のない範囲で5回ほど繰り返します。
首は回さず、ゆっくり倒す動きを選びましょう。
右手を頭の左側に添えて、息を吐きながら右へ静かに傾け、20秒ほど保ちます。反対側も同じように行ってください。
痛みを感じるところまで引っ張らず、痛みのない範囲で止めます。
画面の高さを目線に合わせる、椅子に深く座って足の裏を床につけるなど、環境を整える工夫も、こりのたまり方を変えます。
マッサージ機器を使う場合も、強い刺激は避けてください。
温めるとき、冷やすとき
締めつけられるような重い痛みで、首や肩のこわばりをともなう場合は、温める方法が選択肢になります。
蒸しタオルを肩に当てる、湯船に10分ほどつかるといった方法で、首や肩を温めます。
一方、こめかみのあたりがズキズキと脈打ち、光や音がつらく、動くと悪化する場合は、温めると痛みが増すことがあります。
暗く静かな部屋で横になり、こめかみや首の後ろを冷やしてみてください。
判断に迷う場合は、まず何もせず、静かに休むところから始めます。無理に対処せず、症状が続く場合は医療機関を受診してください。
頭痛と整体院についてよくあるご質問

頭痛と整体院について、ご相談の際によくいただく質問をまとめました。
Q1. 頭痛に整体院はおすすめできますか
首や肩のこわばりをともなう緊張型のタイプであれば、選択肢の一つになります。
2024年発表の国内調査では、片頭痛以外の頭痛に分類された人の頭痛関連症状として、肩こりが13.6%で最も多く挙がりました。
ただし、整体院は診断を行えません。医療機関で危険な頭痛ではないことを確認してから、利用を検討してください。
Q2. 整体院に行く前に病院を受診したほうがいいですか
まずは医療機関を受診してください。
頭痛専門外来へ紹介された患者のうち、専門科以外から紹介された99人を分析した研究では、59人が前の医療機関で診断されていませんでした。
脳や血管に問題がないと確認できて初めて、体のケアを検討する段階に入ります。医療機関を受診していない場合は、施術より先に受診を優先してください。
Q3. どんな頭痛なら救急車を呼ぶべきですか
突然始まり、数分以内に耐えがたい強さまで達する頭痛が該当します。速やかに救急要請してください。
呂律が回らない、片側の手足に力が入らない、意識がもうろうとするなど、痛み以外の症状が1つでもある場合も同様です。
頭を打ったあとに始まった頭痛も、速やかな受診が必要です。
Q4. 緊張型頭痛と片頭痛はどう見分けますか
体を動かしたときの変化が、手がかりの一つになります。
階段の上り下りで痛みが強まる場合は片頭痛の特徴に近く、日常的な動作で悪化しにくい場合は、緊張型頭痛の特徴に近いと考えられます。
片頭痛は片側にズキズキした痛みが4時間から3日ほど続き、緊張型頭痛は、両側や後頭部に締めつけられるような痛みが現れます。
Q5. 頭痛で整体院に通う頻度はどれくらいですか
通院頻度は、体の状態と生活のリズムによって変わります。
整体KOTOBUKIでは、初回のカウンセリングで通院の見通しをお伝えしています。土日祝も10:00から20:00まで営業しているため、生活に合わせて間隔を相談できます。
「良くなるまで通ってください」としか説明されない整体院は、慎重に検討してください。
Q6. 頭痛薬は月に何日まで飲んでいいですか
国際頭痛分類第3版では、単一成分の解熱鎮痛薬は月15日以上、トリプタン製剤や複合鎮痛薬は月10日以上を3か月超えて続けた状態が、「薬剤の使用過多による頭痛」に当たるとされています。
基準に近い方は、自己判断で服用を中止せず、医師に相談してください。
Q7. 施術のあとにだるさや眠気を感じたときはどうすればいいですか
施術後に、だるさや眠気を感じる場合があります。
水分をとり、早めに休んでください。当日は、激しい運動と飲酒を控えましょう。
ただし、頭痛が施術前より強まる、しびれや吐き気が出る、2〜3日たっても症状が引かない場合は、医療機関を受診してください。
Q8. 自律神経の乱れが原因の頭痛でも整体院で対応できますか
首や肩のこわばりをともなう場合は、体の緊張をゆるめるケアが選択肢になることがあります。
ただし、頭痛の原因は一つではありません。症状が続く場合は、医療機関での診察や検査が必要です。
整体KOTOBUKIは、関東・大阪に25院以上を展開し、自律神経の乱れによる不調に向き合ってまいりました。
まとめ

頭痛がある場合は、整体院より先に医療機関を受診することが重要です。
突然の激しい痛み、麻痺や意識の異常、発熱と首の硬さ、50歳を過ぎてから初めて現れた頭痛に当てはまる場合は、整体院ではなく医療機関を受診してください。
検査で異常がなかった場合は、次に自分の頭痛のタイプを知ることが大切です。
専門外来への紹介例でも、専門科以外から紹介された99人のうち、59.6%が未診断だったという調査結果があります。頭痛が続く場合は、頭痛外来への相談も検討してください。
そのうえで、首や肩のこわばりが関わっている場合は、整体院でのケアが選択肢に入ります。
薬を飲む日数が月10日や15日に近づいている場合は、体のケアと並行して医師に相談してください。
整体院を選ぶときは、体の状態をどのように確認するか、医療機関の受診をすすめてくれるか、通う回数と期間の見通しを示してくれるかの3点を確認しましょう。
▼「検査では異常なし」と言われた頭痛を、そのままにしないために
整体KOTOBUKIは、自律神経の乱れによる不調に特化した整体院です。代表の杉本龍治は骨膜整体を手がけ、頭痛・めまい・耳鳴りのケアを得意分野としています。
関東・大阪に25院以上、駅から徒歩1〜7分。土日祝も10:00〜20:00で営業しています。まずは初回カウンセリングでお話を聞かせてください。