ぎっくり腰の痛みは安静が正解?整体院に行くタイミングと受診の目安
ぎっくり腰になったら、まず安静にする。このように考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、腰痛診療ガイドライン2019では、急性腰痛に対して、安静にするよりも活動性を維持することが推奨されています。無理に動く必要はありませんが、可能な範囲で日常動作を続けることが大切です。
突然腰に痛みが走り、立ち上がるのもつらい状態になると、「整体へ行ってよいのか」「先に病院を受診すべきなのか」と迷う方もいるでしょう。整体KOTOBUKIにも、動きにくさを抱えた方からご連絡をいただくことがあります。
ただし、急な腰の痛みのなかには、整体では対応できない病気が隠れている場合があります。まずは医療機関への受診が必要な状態ではないかを確認し、適切な順番で対処することが重要です。
整体KOTOBUKIは、自律神経の乱れによる不調に向き合う整体院として、関東・大阪に25院以上を展開しています。腰の痛みに関するご相談でも、施術を急ぐのではなく、医療機関の受診を優先すべき状態ではないかを確認しています。
※整体は医療行為ではありません。痛み・しびれ・めまい・頭痛などの症状が強い場合や長期間続く場合は、まず医療機関で診察を受けてください。本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の症状に対する施術効果を保証するものではありません。
▼動けるようになってから、どうすればよいか迷っている方へ
整体KOTOBUKIでは、初回にじっくりお話を伺う時間を設けています。医療機関の受診をおすすめしたほうがよい場合は、率直にお伝えします。
ぎっくり腰の痛みで病院に行くべき症状

一般的に「ぎっくり腰」と呼ばれる症状は、医療機関では急性腰痛として扱われます。腰痛診療ガイドライン2019では、発症から4週間未満の腰痛を「急性腰痛」と定義しています。
ただし、似たような痛み方でも、別の病気が隠れている場合があります。
腰痛診療ガイドライン2019では、腰痛の診察において、悪性腫瘍、感染、骨折、重篤な神経症状を伴う腰椎疾患などを見分ける必要があると示されています。
痛みの強さだけでは、危険度は判断できません。痛み以外にどのような症状が出ているか、時間の経過とともに痛みがどう変化しているかを確認することが大切です。
- すぐに受診が必要なぎっくり腰のサイン:足の力が入らない、排尿や排便に異常が出た、発熱を伴う
- ぎっくり腰の受診先と診療科:整形外科が基本となり、症状によってほかの診療科を検討する
- 検査で異常がなかったあとの選択肢:危険な原因が除かれてから、体のケアを考える
すぐに受診が必要なぎっくり腰のサイン
特に緊急性が高いのは、排尿や排便の異常を伴う場合です。
尿が出にくい、尿や便が漏れてしまう、肛門や太ももの内側の感覚が鈍いといった症状がある場合は、腰の神経が強く圧迫されている可能性があります。速やかに救急外来を受診してください。
足の力が入りにくい場合も、早急な受診が必要です。
つま先が上がらない、かかとで立てない、片足に体重をかけられないなど、しびれだけでなく筋力の低下が現れている場合は、神経に影響が及んでいる可能性があります。
発熱を伴う腰の痛みにも注意が必要です。背骨やその周辺に感染が生じると、発熱と腰痛が同時に現れることがあります。風邪や筋肉痛と自己判断せず、早めに医療機関へ相談してください。
転倒や尻もち、交通事故など、強い衝撃が加わった後に腰が痛む場合も、骨折の有無を確認する必要があります。
特に骨粗しょう症がある方は、軽い転倒や動作でも骨折する場合があります。がんの治療歴がある方や、理由の分からない体重減少がある方も、早めに検査を受けてください。
ぎっくり腰の受診先と診療科
腰の痛みが生じた場合は、まず整形外科を受診するのが基本です。
整形外科では、診察や必要に応じたレントゲン、MRIなどの検査によって、骨や椎間板、神経の状態を確認します。一般的な急性腰痛なのか、椎間板ヘルニアや圧迫骨折などが関係しているのかは、診察や検査を経て判断されます。
発熱や全身の倦怠感、腹部症状などを伴う場合は、内科などの診察が必要になる場合もあります。
また、腰痛診療ガイドライン2019では、20歳未満または55歳を超えてから初めて生じた腰痛などを、重篤な病気を疑う手がかりとして挙げています。
夜間や休日で整形外科が開いていない場合でも、排尿や排便の異常、足の筋力低下、発熱などの症状がある場合は、翌日まで待たずに救急外来へ相談してください。
検査で異常がなかったあとの選択肢
医療機関の診察や検査で、骨折や感染、神経の強い圧迫などがないと確認された場合は、必要に応じて体のケアを検討します。
筋肉や関節の使い方、姿勢、日常動作などが腰への負担に関係している場合は、整体で体の動かし方を確認することも選択肢の一つです。
一方で、医療機関を受診していない段階で、整体の施術を優先することはおすすめできません。
整体KOTOBUKIでは、カウンセリングで危険な症状が疑われた場合、施術よりも先に医療機関の受診をご案内しています。
ぎっくり腰に安静が推奨されない理由

インターネット上では、「ぎっくり腰になったら数日間は安静にする」と説明されていることがあります。
しかし、腰痛診療ガイドライン2019では、急性腰痛に対して、安静にするよりも活動性を維持することが推奨されています。
長時間寝たままで過ごすと、腰まわりの筋力や体力が低下し、日常動作へ戻りにくくなる場合があります。そのため、無理のない範囲で体を動かし、日常生活を続けることが大切です。
- 腰痛診療ガイドラインが示す急性腰痛の過ごし方:横になり続けず、可能な範囲で日常動作を続ける
- 動ける範囲を見つける目安:痛みが強くならない範囲で動き、悪化する動作は避ける
腰痛診療ガイドラインが示す急性腰痛の過ごし方
活動性を維持することは、痛みを我慢しながら普段どおりに働いたり、運動したりすることではありません。
横になり続ける時間をできるだけ短くし、トイレへ行く、食事のために座る、室内を少し歩くなど、可能な範囲で日常動作を続けることを意味します。
長期間動かずに過ごすと、腰まわりの筋力が低下したり、関節が動かしにくくなったりすることがあります。痛みに対する不安が強まり、さらに動けなくなる場合もあります。
ただし、足に強い痛みやしびれを伴う腰痛では、安静と活動性維持のどちらが明確に優れているとは示されていません。
足の症状がある場合は、自己判断で活動量を増やさず、医師へ相談してください。
また、立ち上がれないほどの激痛が続いているときに、無理に歩き回る必要はありません。医師から安静を指示されている場合は、医師の指示を優先してください。
動ける範囲を見つける目安
体を動かしても痛みが強くならない場合は、その範囲で日常動作を続けて構いません。
一方、動いた瞬間に強い痛みが生じる、動いた後に痛みが長時間続くといった場合は、その動作を避けてください。
同じ人でも、朝と日中では動ける範囲が異なることがあります。起床直後は腰のこわばりが強くても、日中に少しずつ動きやすくなる場合があります。
どの動作で痛みが生じたか、痛みがどのくらい続いたかを記録しておくと、医師へ症状を伝える際に役立ちます。整体を利用する場合も、体の状態を確認する材料になります。
ぎっくり腰の原因はどこまで特定できるか

腰痛について、「腰痛の85%は原因不明」と説明されることがあります。
しかし、腰痛診療ガイドライン2019では、この数字の根拠を改めて検討する必要があると記載されています。
日本の整形外科専門医が腰痛患者を診察した調査では、75%以上の患者で腰痛の原因を診断でき、原因を一つに絞り込めない非特異的腰痛は22%だったと報告されています。
- 見直された「原因不明が8割」という数字:2012年版の記載であり、2019年版では根拠の再検討が必要とされた
- 整形外科の検査で分かることと分からないこと:画像で確認できる構造と、確認しにくい体の使い方がある
見直された「原因不明が8割」という数字
「非特異的腰痛が腰痛の85%を占める」という説明は、2012年に発行された腰痛診療ガイドライン初版に記載されていました。
初版では、欧米の総合診療医による報告をもとに、腰痛の多くは原因を特定しにくいと説明されていました。
しかし、2019年の改訂版では、「腰痛の85%が非特異的腰痛である」とする根拠は、再考する必要があると記載されています。
日本の整形外科専門医による調査では、腰痛の原因は次のように分類されました。
| 原因の分類 | 割合 | 痛みが生じると考えられる場所 |
|---|---|---|
| 椎間関節性 | 22% | 背骨をつなぐ関節 |
| 筋・筋膜性 | 18% | 腰まわりの筋肉と筋膜 |
| 椎間板性 | 13% | 背骨の間にある椎間板 |
| 脊柱管狭窄症 | 11% | 神経の通り道が狭くなった状態 |
| 椎間板ヘルニア | 7% | 椎間板による神経の圧迫 |
| 仙腸関節性 | 6% | 骨盤にある関節 |
| 非特異的腰痛 | 22% | 原因を一つに絞り込めないもの |
背骨をつなぐ関節に由来する椎間関節性腰痛が最も多く、筋肉や筋膜に由来する腰痛が続いています。
この調査からも、医療機関で診察を受けることで、原因をある程度絞り込める腰痛は少なくないと分かります。
「整形外科へ行っても原因は分からない」と決めつけず、まずは診察を受けることが大切です。
整形外科の検査で分かることと分からないこと
画像検査では、骨の形や椎間板の状態、神経の通り道、骨折、腫瘍、感染などを確認できます。
一方で、画像に変化が写っているからといって、その変化が必ず痛みの原因とは限りません。
年齢を重ねると、痛みがない方でも椎間板や関節に変化が見つかる場合があります。そのため医師は、画像だけでなく、症状の出方や身体所見などを合わせて診断します。
筋肉の使い方の偏り、片側へ重心をかける癖、腰や股関節の動かしにくさなどは、画像だけでは分かりにくい要素です。
医療機関で緊急性のある病気がないと確認された後は、体の使い方や日常動作を確認し、腰にかかる負担を見直すことも選択肢になります。
発症からの日数で変わるぎっくり腰の対処法

痛みが出た直後と、数日たった後では、痛みの感じ方や動ける範囲が異なります。
急性腰痛は自然に軽快することも多く、時間の経過や症状に合わせて、過ごし方を調整することが大切です。
- ぎっくり腰を冷やす場合と温める場合:使用して痛みが強くならない方法を選ぶ
- ぎっくり腰のときの寝方と起き上がり方:腰を急にひねらない動線をつくる
ぎっくり腰を冷やす場合と温める場合
痛みが出た直後に冷やしたほうが楽に感じる場合は、保冷剤を薄手のタオルで包み、短時間当てる方法があります。
保冷剤や氷を肌へ直接当てると、凍傷を起こすおそれがあるため避けてください。
温めたほうがこわばりを感じにくい場合は、入浴や蒸しタオルなどを利用する方法もあります。
ただし、「発症直後は必ず冷やす」「数日後は必ず温める」と、一律に決めることはできません。冷やしたり温めたりした後に、痛みが強くなる場合は中止してください。
発熱を伴う腰痛や、転倒・衝突後の強い痛みがある場合は、冷やすか温めるかを自己判断せず、医療機関へ相談しましょう。
ぎっくり腰のときの寝方と起き上がり方
横向きになり、膝を軽く曲げると、腰への負担を抑えやすくなります。膝の間にクッションや丸めたタオルを挟むと、姿勢を保ちやすくなる場合があります。
仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションや丸めたバスタオルを置くと、腰の反りを抑えやすくなります。
起き上がる際は、仰向けの状態から腹筋の力だけで上体を起こそうとすると、腰に負担がかかります。
次の順番で起き上がりましょう。
- 仰向けから横向きになります。
- 両膝を軽く曲げます。
- 腕でベッドを押しながら上体を起こします。
- 同時に両足をベッドの外へ下ろします。
咳やくしゃみで腹部に力が入ると、腰に痛みが走ることがあります。咳やくしゃみが出そうなときは、壁や机などへ手をつき、体を支えてください。
ぎっくり腰で整体に行けるのはいつからか

「ぎっくり腰の発症直後は安静にし、痛みがなくなってから整体へ行く」と考える方もいます。
しかし、急性腰痛に対しては、長期間安静にするよりも、可能な範囲で活動を維持することが推奨されています。
整体を利用する場合も、痛みが完全になくなるまで待つ必要があるとは限りません。
ただし、整体でできることには明確な範囲があります。利用する前に、対応できることとできないことを確認しておきましょう。
- 整体のケアが向くタイミング:医療機関で危険な原因が除かれ、動ける範囲が出てきたころ
- 整体では判断できないこと:診断・投薬・画像検査は医療機関の領域
- 施術後にだるさや眠気を感じた場合:無理をせず休み、症状が続く場合は受診する
整体のケアが向くタイミング
整体を検討する目安は、医療機関で危険な病気が除外されていることと、痛みがありながらも動ける範囲が出てきていることです。
強い刺激を避けた施術であれば、痛みが残っている段階でも対応できる場合があります。
ただし、整体まで移動すること自体が大きな負担になる場合は、無理に来院しないでください。
整体KOTOBUKIでは、来院前に現在の状態を伺い、医療機関の受診や自宅での休養を優先していただく場合があります。
施術時間の目安については、別の記事で詳しく解説しています。
整体では判断できないこと
整体は医療機関ではないため、病名を診断できません。
「椎間板ヘルニアです」「骨には異常がありません」といった判断は、整体では行えないものです。
レントゲンやMRIなどの画像検査も実施できません。骨や椎間板、神経の状態を確認できるのは医療機関です。
薬の処方や、服用中の薬に関する指示も整体では行えません。
そのため、急な腰の痛みがある場合は、まず医療機関で危険な原因がないか確認することが大切です。
医療機関の検査や治療を否定したり、薬をやめるよう指示したりする整体院は、慎重に検討してください。
施術後にだるさや眠気を感じた場合
施術を受けた後に、だるさや眠気を感じる場合があります。ただし、体調の変化が生じた原因を一律に判断することはできません。
施術後は水分をとり、無理をせず、いつもより早めに休んでください。当日の激しい運動や飲酒は控えましょう。
次のような症状がある場合は、施術後の一時的な変化と決めつけず、医療機関を受診してください。
- 腰の痛みが施術前より明らかに強くなった
- 足のしびれが新たに現れた
- 足に力が入りにくくなった
- 排尿や排便に異常が現れた
- 症状が数日たっても改善しない
整体KOTOBUKIは、関東・大阪に25院以上を展開し、初回のカウンセリングに時間をかけています。
医療機関の受診が望ましいと考えられる場合は、施術のご案内よりも先にお伝えします。
▼動けるようになったものの、再発しないか不安な方へ
整体KOTOBUKIでは、腰だけを確認するのではなく、姿勢や股関節の動き、日常生活で腰に負担がかかる動作などを確認します。
関東・大阪に25院以上、いずれも駅から徒歩1〜7分です。
ぎっくり腰を繰り返す人の共通点

一度痛みが落ち着いても、その後に腰痛を繰り返す方は少なくありません。
腰痛診療ガイドライン2019に掲載されている研究では、非特異的腰痛のある方を1年以上追跡したところ、最初の3か月で33%の症状が改善した一方、1年後も65%に腰痛が残っていたと報告されています。
痛みが落ち着いた後は、再び腰に負担をかけないために、姿勢や体の使い方を見直すことが大切です。
- 腰に負担をかけにくい座り方と持ち上げ方:腰だけでなく、股関節と膝を使う
- 整体へ通う間隔の決め方:体の状態や生活環境に応じて検討する
腰に負担をかけにくい座り方と持ち上げ方
椅子へ座る際は、足の裏が床につく高さに調整し、座面に深く腰かけます。
浅く座って背もたれへ寄りかかると、骨盤が後ろへ傾き、腰への負担が増える場合があります。
ただし、長時間同じ姿勢を維持することも腰への負担になります。正しい姿勢を保ち続けようと力を入れるより、定期的に姿勢を変えることが大切です。
デスクワーク中は、1時間に1回程度を目安に立ち上がり、短時間歩いたり、無理のない範囲で体を動かしたりしてください。
物を持ち上げる際は、腰だけを曲げるのではなく、股関節と膝を曲げます。
荷物を体へ近づけ、膝を伸ばしながら立ち上がりましょう。腰をひねりながら持ち上げず、方向を変える場合は、足を踏み替えて体全体の向きを変えてください。
整体へ通う間隔の決め方
整体へ通う間隔は、仕事の内容、腰痛を繰り返す頻度、日頃の運動量、体の状態などによって異なります。
デスクワークが中心の方と、重い荷物を扱う方では、腰へかかる負担も異なります。
一律に「週1回」「月1回」と決めるのではなく、体の状態や生活状況を確認したうえで検討することが大切です。
整体KOTOBUKIでは、初回のカウンセリングで通院の見通しをお伝えし、途中でも施術の間隔についてご相談いただけるようにしています。
ぎっくり腰と整体についてよくあるご質問

ぎっくり腰と整体について、ご相談の際によくいただく質問をまとめました。
Q1.ぎっくり腰で整体へ行ってもよいですか?
医療機関で骨折や感染、重篤な神経症状などがないと確認されている場合は、整体を選択肢の一つとして検討できます。
ただし、整体では病気の診断や画像検査ができません。初めて急な腰痛が生じた場合や、強い症状がある場合は、まず整形外科を受診してください。
Q2.ぎっくり腰は安静にしたほうがよいですか?
腰痛診療ガイドライン2019では、急性腰痛に対して、安静よりも活動性を維持することが推奨されています。推奨度は2、エビデンスの強さはCです。
ただし、痛みを我慢して無理に動く必要はありません。足の強い痛みやしびれがある場合や、医師から安静を指示されている場合は、医師の指示に従ってください。
Q3.ぎっくり腰は何日くらいで楽になりますか?
急性腰痛は、時間の経過とともに自然に軽快することも多いとされています。ただし、回復までにかかる期間には個人差があります。
非特異的腰痛のある方を1年以上追跡した研究では、最初の3か月で33%が改善した一方、1年後も65%に腰痛が残っていました。
痛みが続く場合や、徐々に悪化する場合は、医療機関を受診してください。
Q4.ぎっくり腰は何科を受診すればよいですか?
基本的には整形外科を受診してください。必要に応じて、レントゲンやMRIなどの検査を行い、骨や神経の状態を確認します。
発熱、足の筋力低下、排尿や排便の異常などがある場合は、時間帯にかかわらず救急外来へ相談してください。
がんの治療歴がある方や、転倒後に強い痛みが出た方も、早めの受診が必要です。
Q5.ぎっくり腰は冷やすのと温めるのでは、どちらがよいですか?
冷やしたほうが楽に感じる場合と、温めたほうが楽に感じる場合があります。一律にどちらが正しいとは判断できません。
試した後に痛みが強くなる場合は、すぐに中止してください。
発熱を伴う腰痛、転倒後の痛み、足のしびれや筋力低下がある場合は、冷やしたり温めたりする前に医療機関へ相談しましょう。
Q6.整体にはいつから行けますか?
医療機関で危険な病気がないと確認され、痛みがありながらも動ける範囲が出てきたころが一つの目安です。
痛みが完全になくなるまで、必ず待たなければならないわけではありません。
ただし、来院までの移動が大きな負担になる場合や、強い痛みが続いている場合は、無理に来院せず、まず医療機関や整体へ電話で相談してください。
Q7.ぎっくり腰のときは、どのような寝方がよいですか?
横向きになり、膝を軽く曲げると、腰への負担を抑えやすくなります。膝の間にクッションやタオルを挟む方法もあります。
仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションや丸めたタオルを置いてください。
起き上がるときは、いったん横向きになり、腕で体を支えながら上体を起こすと、腰を急にひねりにくくなります。
Q8.ぎっくり腰を繰り返さないためにできることはありますか?
長時間同じ姿勢を続けず、こまめに立ち上がることが大切です。
物を持ち上げる際は、腰だけを曲げるのではなく、股関節と膝を使いましょう。荷物を体へ近づけ、腰をひねりながら持ち上げないようにしてください。
痛みが落ち着いた後も、腰へ負担がかかる姿勢や動作を見直すことが再発予防につながります。
まとめ

ぎっくり腰になった場合は、まず危険な症状がないかを確認してください。
足に力が入らない、排尿や排便に異常がある、発熱を伴う、転倒後に強い痛みが出たといった場合は、整体ではなく医療機関を受診します。
腰痛診療ガイドライン2019では、急性腰痛に対して、長期間安静にするよりも活動性を維持することが推奨されています。
ただし、痛みを我慢して無理に動く必要はありません。痛みが強くならない範囲で、可能な日常動作を続けましょう。足の痛みやしびれがある場合や、医師から指示を受けている場合は、医師の判断を優先してください。
「腰痛の85%は原因不明」という説明も、現在は見直されています。日本の整形外科専門医による調査では、75%以上の腰痛で原因を診断でき、非特異的腰痛は22%だったと報告されています。
急な腰の痛みがある場合は、「病院へ行っても分からない」と決めつけず、まず整形外科を受診することが大切です。
医療機関で危険な病気がないと確認され、動ける範囲が出てきた場合は、整体で姿勢や体の使い方を確認することも選択肢になります。
ぎっくり腰を繰り返さないためには、長時間同じ姿勢を避ける、荷物を持ち上げる動作を見直す、腰だけに負担を集中させないといった対策を続けましょう。
▼「検査では異常なし」と言われた腰の痛みを、繰り返さないために
整体KOTOBUKIは、自律神経の乱れによる不調に向き合う整体院です。代表の杉本龍治は骨膜整体を手がけ、体の土台を整える施術を専門としています。
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