五十肩に整体はいつから通える?時期で変わる肩の痛みの対処法
五十肩は、痛みの強さや肩の動かしにくさが、時期によって変化する病気です。
痛みが強い急性期は、痛みを増やす動作を避けることが優先されます。急性期を過ぎてから、医師の指示に従って温熱療法や運動療法などを取り入れていきます。
腕が上がらない、夜中に寝返りを打つと目が覚める、髪を洗う動作がつらいなど、肩の痛みや動かしにくさに悩んでいる方もいるでしょう。整体KOTOBUKIにも、肩の動きにくさについてご相談いただくことがあります。
ただし、五十肩と似た症状が現れる病気は一つではありません。また、肩を動かしたほうがよい時期と、痛みを増やす動作を控えるべき時期があります。
まずは整形外科で肩の状態を確認し、現在どの段階にあるのかを把握することが大切です。
整体KOTOBUKIは、自律神経の乱れによる不調に向き合う整体院として、関東・大阪に25院以上を展開しています。肩の痛みに関するご相談でも、すぐに施術を始めるのではなく、医療機関の受診を優先すべき状態ではないかを確認しています。
※整体は医療行為ではありません。痛み・しびれ・めまい・頭痛などの症状が強い場合や長期間続く場合は、まず医療機関で診察を受けてください。本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の症状に対する施術効果を保証するものではありません。
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整体KOTOBUKIでは、初回にじっくりお話を伺う時間を設けています。医療機関の受診をおすすめしたほうがよい場合は、率直にお伝えします。
五十肩と間違えやすい肩の病気

一般的に「五十肩」と呼ばれる状態は、肩関節周囲炎や凍結肩などと呼ばれることがあります。四十肩と五十肩に明確な病態の違いがあるわけではなく、発症した年代に応じて呼び分けられている名称です。
肩関節を構成する腱や関節包、肩峰下滑液包などに炎症が生じ、痛みや動かしにくさが現れます。関節包などが癒着すると、肩関節の動く範囲がさらに狭くなる場合があります。
ただし、「50歳前後で肩が痛むから五十肩」と自己判断するのは危険です。
肩の痛みには、上腕二頭筋長頭腱炎、石灰沈着性腱板炎、肩腱板断裂など、五十肩と似た症状が現れる病気があります。これらは、レントゲン、MRI、超音波検査などを用いて区別します。
整体では画像検査や診断ができないため、初めて肩の痛みが現れた場合や、痛みが強い場合は、まず整形外科を受診してください。
- 腱板断裂・石灰沈着性腱板炎との違い:自己判断では区別できないため、医療機関での検査が必要
- すぐに受診が必要な肩の痛み:発熱、外傷後の痛み、胸から左肩へ広がる痛みなどに注意する
- 五十肩と肩こりの見分け方:腕の動かしにくさや夜間痛が手がかりになる
出典:五十肩(肩関節周囲炎)
腱板断裂・石灰沈着性腱板炎との違い
腱板断裂は、肩を動かす筋肉の腱が集まった「腱板」が切れた状態です。
肩を動かしたときの痛みや夜間痛が現れる点は五十肩と似ていますが、腱板断裂では腕を上げられる方も少なくありません。腕を上げるときに力が入りにくい、肩の前上部で軋轢音を感じるといった症状が現れる場合もあります。
一方、五十肩では、肩関節そのものの動く範囲が狭くなることがあります。自分で腕を上げにくいだけでなく、反対の手や他人の手で補助しても、動く範囲が制限される場合があります。
ただし、症状だけで腱板断裂と五十肩を正確に区別することはできません。
出典:肩腱板断裂
石灰沈着性腱板炎は、肩の腱板に石灰が沈着し、炎症や強い痛みが生じる病気です。
急性例では、突然激しい痛みが現れ、肩を動かせなくなる場合があります。レントゲンなどで石灰沈着の有無を確認し、必要に応じてCT、超音波、MRIなどの検査が行われます。
上腕二頭筋長頭腱炎では、肩の前側や上腕の付け根付近に痛みが現れることがあります。
いずれも五十肩と似た症状が現れるため、「五十肩だろう」と自己判断したまま整体へ通い続けることは避けてください。まず整形外科で診断を受けることが重要です。
すぐに受診が必要な肩の痛み
発熱を伴う肩の痛みがある場合は、早めに医療機関を受診してください。
関節やその周辺に感染が起こると、発熱、強い痛み、腫れなどが現れる場合があります。湿布や市販薬だけで様子を見ず、医療機関へ相談しましょう。
転倒や衝突などの後に肩が強く痛む場合も、整形外科を受診してください。骨折や脱臼、腱板の損傷などが起きている可能性があります。
特に骨粗しょう症がある方は、比較的軽い衝撃でも骨折することがあるため注意が必要です。
また、胸の中央から左肩や左腕にかけて、締めつけられるような痛みや圧迫感が広がる場合は、心臓の病気が関係している可能性があります。
次のような症状を伴う場合は、速やかに救急要請を検討してください。
- 胸の圧迫感や締めつけ感がある
- 息苦しさがある
- 冷や汗が出ている
- 吐き気がある
- 肩を動かしても痛みが変化しない
- 安静にしていても痛みが続く
肩の痛みに加えて、指先まで続くしびれや腕の力の入りにくさがある場合は、首の神経などが関係している可能性もあります。整形外科で検査を受けてください。
五十肩と肩こりの見分け方
肩こりでは、首から肩、肩甲骨周辺の筋肉に重さや張りを感じることがあります。筋肉を押したときに硬さを感じても、腕を上げる動作そのものは行える場合が一般的です。
一方、五十肩では、肩関節周辺に痛みが現れ、腕を上げる、背中へ手を回す、髪を洗う、服を着替えるといった動作が難しくなることがあります。
夜間に肩が痛み、寝返りを打ったときに目が覚めることも、五十肩で見られる症状です。
見分ける手がかりは、次の2点です。
- 肩関節の動く範囲が狭くなっているか
- 夜間に眠れないほどの痛みがあるか
ただし、肩こりと五十肩が同時に起きている場合もあります。症状だけで判断せず、腕が上がりにくい状態や夜間痛が続く場合は、整形外科を受診してください。
出典:五十肩(肩関節周囲炎)
出典:五十肩(ごじゅうかた)
なぜ五十肩の炎症期は安静が必要か

五十肩では、症状が現れている時期によって対応が異なります。
日本整形外科学会では、痛みが強い急性期には三角巾やアームスリングなどで安静を図り、消炎鎮痛薬や注射などによる治療を行うことがあると説明しています。
急性期を過ぎてから、温熱療法や運動療法などのリハビリへ移ります。
ここでいう安静とは、肩をまったく動かさないことではありません。痛みを強くする動作や、無理に肩関節を動かすことを避けるという意味です。
- 日本整形外科学会が示す急性期の過ごし方:痛みを増やす動きを避け、必要に応じて腕を支える
- 炎症期に無理に動かした場合のリスク:痛みが強くなり、症状が長引く可能性がある
出典:五十肩(肩関節周囲炎)
日本整形外科学会が示す急性期の過ごし方
痛みが強い時期は、肩の痛みを増やす動作を避けてください。
医師から三角巾やアームスリングの使用を指示された場合は、その指示に従いましょう。腕を支えることで、肩へかかる重さを抑えられる場合があります。
ただし、自己判断で長期間にわたって肩を固定し続けることは避けてください。肩を動かさない期間が長くなると、関節がさらに動きにくくなる可能性があります。
手首や肘を動かす、痛みのない範囲で日常動作を行うなど、肩の痛みを強くしない動作まで中止する必要はありません。
寝る際は、痛む肩を下にすると体重がかかり、夜間痛が強くなることがあります。仰向けで寝るか、痛む側を上にした横向きで寝ると、肩への圧迫を避けやすくなります。
炎症期に無理に動かした場合のリスク
肩が動かなくなることを不安に感じ、強い痛みを我慢しながら腕を回したり、ストレッチしたりする方もいます。
しかし、痛みが強い時期に過度な運動を行うと、痛みが増す場合があります。
急性期は、痛みを強くしない範囲で過ごすことが大切です。一方で、痛みを恐れて長期間まったく動かさない状態も、肩の動く範囲を狭める要因になり得ます。
動かしすぎても、動かさなさすぎても問題になる可能性があるため、整形外科で現在の状態を確認し、動かしてよい範囲について指導を受けてください。
出典:五十肩(肩関節周囲炎)
五十肩の経過と時期ごとの特徴

五十肩の経過は、一般的に炎症期・拘縮期・回復期の3段階に分けて説明されます。
痛みが強い時期から、肩の硬さが目立つ時期を経て、少しずつ動く範囲が戻っていきます。
ただし、それぞれの時期が明確に切り替わるわけではありません。症状や経過には個人差があるため、現在どの時期にいるかを自己判断するのは困難です。
- 炎症期・拘縮期・回復期の違い:痛みが中心となる時期と、硬さが中心となる時期に分かれる
- 自然に治るのを待ってよいのか:自然に軽快する場合もあるが、症状が長く残る方もいる
炎症期・拘縮期・回復期の違い
炎症期は、痛みが強く現れやすい時期です。
肩を動かしたときだけでなく、安静にしているときや夜間にも痛むことがあります。腕を動かそうとすると鋭い痛みが生じる場合もあるため、無理な運動は避けてください。
| 時期 | 期間の目安 | 主な状態 |
| 炎症期 | 2〜9か月 | 安静時や夜間にも痛み、肩を動かすと強く痛む |
| 拘縮期 | 4〜12か月 | 強い痛みは和らぐが、肩の硬さや動かしにくさが目立つ |
| 回復期 | 5〜24か月 | 肩の動く範囲が少しずつ戻っていく |
拘縮期に入ると、鋭い痛みは徐々に和らぐ一方、肩の動かしにくさが目立つようになります。
次のような動作が難しくなることがあります。
- 髪を洗う
- 高い場所の物を取る
- 背中へ手を回す
- 上着の袖に腕を通す
- エプロンや下着を着脱する
回復期では、肩の硬さが少しずつ和らぎ、動く範囲が徐々に戻ります。ある日突然元どおりになるのではなく、長期間かけて改善していく場合があります。
期間はあくまで目安です。自己判断で運動量を増やさず、医師や理学療法士などの指示に従ってください。
出典:五十肩(ごじゅうかた)
自然に治るのを待ってよいのか
五十肩は、自然に症状が軽快する場合があります。
一方で、日本整形外科学会では、放置すると日常生活に支障が出るだけでなく、関節が癒着して動かしにくい状態が残ることもあると説明しています。
「五十肩なら放っておけば治る」と自己判断し、医療機関を受診しないことは避けてください。
肩の痛みが五十肩によるものか、腱板断裂や石灰沈着性腱板炎などによるものかを確認する必要があります。五十肩であっても、症状の強さや時期に応じて、薬物療法、注射、リハビリなどが検討されます。
腕が上がりにくい、夜間痛が続く、日常生活に支障が出ている場合は、早めに整形外科へ相談してください。
出典:五十肩(肩関節周囲炎)
出典:五十肩(ごじゅうかた)
五十肩と糖尿病の意外な関係

五十肩は誰にでも起こる可能性がありますが、発症しやすさに関係する病気や条件が報告されています。
国立病院機構霞ヶ浦医療センターでは、五十肩は全人口の2〜5%が一度は経験すると推定されると紹介しています。
また、糖尿病がある方は、糖尿病がない方より五十肩を発症しやすいと報告されています。
- 五十肩になりやすい年代と性別:50〜60歳代を中心に発症する
- 糖尿病がある方の発症リスク:糖尿病がない方より発症しやすいと報告されている
出典:五十肩(ごじゅうかた)
五十肩になりやすい年代と性別
五十肩は中年以降、特に50歳代で多く見られます。
ただし、40歳代で発症する方もおり、年齢だけで五十肩と判断することはできません。40歳未満や70歳以上で肩の痛みや動かしにくさがある場合は、五十肩以外の病気も含めて検査を受けることが重要です。
五十肩は、転倒や重い物を持ったことなど、明確なきっかけがないまま発症する場合があります。
原因に心当たりがなくても、次の症状が続く場合は整形外科を受診してください。
- 腕を上げにくい
- 背中へ手を回しにくい
- 夜間に肩が痛む
- 痛みで眠れない
- 日常生活の動作に支障が出ている
出典:五十肩(肩関節周囲炎)
糖尿病がある方の発症リスク
糖尿病がある方は、五十肩を発症する割合が高いと報告されています。
霞ヶ浦医療センターでは、糖尿病がある方の五十肩の有病率は10〜20%で、糖尿病がない方より4〜10倍高いとする報告を紹介しています。
また、1型糖尿病がある方では、五十肩を経験する割合が高いとするデータも掲載されています。
ただし、五十肩になったからといって、必ず糖尿病があるわけではありません。
健康診断を長期間受けていない、強い口渇がある、尿の回数が増えた、家族に糖尿病の方がいるなど、気になる点がある場合は、肩の診察とあわせて内科へ相談してください。
整体では血糖値の測定や糖尿病の診断はできません。
出典:五十肩(ごじゅうかた)
五十肩で整体に通えるのはいつからか

整体を検討する目安は、医療機関で五十肩と診断されていることと、痛みの強い急性期を過ぎていることです。
腱板断裂や石灰沈着性腱板炎などが除外されていない段階や、安静時にも強く痛む段階では、整体よりも整形外科での診察や治療を優先してください。
整体でできることには明確な範囲があります。利用する前に、対応できることとできないことを確認しておきましょう。
- 整体のケアが向く時期:診断を受け、強い痛みより肩の硬さが主な悩みになった時期
- 整体では判断できないこと:診断・投薬・画像検査は医療機関の領域
- 施術後にだるさや眠気を感じた場合:無理をせず休み、症状が続く場合は受診する
整体のケアが向く時期
五十肩で整体を検討しやすいのは、拘縮期から回復期にかけてです。
安静時の強い痛みが和らぎ、痛みよりも肩の硬さや動かしにくさが目立つようになった段階が目安になります。
整体では、肩関節そのものだけでなく、肩甲骨、背中、胸まわりの筋肉や動き、姿勢などを確認します。
ただし、肩を動かすリハビリや運動療法は、医療機関の治療方針に沿って行うことが重要です。医師や理学療法士から運動内容を指示されている場合は、その内容を優先してください。
痛みが強い炎症期であっても、痛む肩に直接刺激を加えず、首や背中、反対側の肩などの負担を確認できる場合があります。
ただし、施術が適しているかどうかは症状によって異なります。まずは来院前に現在の状態をご相談ください。
施術時間の目安については、別の記事で詳しく解説しています。
整体では判断できないこと
整体は医療機関ではないため、病名を診断できません。
「五十肩です」「腱板は断裂していません」といった判断は、整体では行えないものです。
腱板断裂や石灰沈着性腱板炎などを区別するには、レントゲン、MRI、超音波検査などが必要です。これらの検査を実施できるのは医療機関です。
薬の処方や、服用中の薬についての指示も整体では行えません。
医療機関での検査や治療を否定したり、薬をやめるよう指示したりする整体院は、慎重に検討してください。
整体KOTOBUKIでは、医療機関の受診が望ましいと考えられる場合、施術のご案内より先に受診をおすすめしています。
出典:五十肩(肩関節周囲炎)
施術後にだるさや眠気を感じた場合
施術後に、だるさや眠気を感じる場合があります。ただし、施術後に生じた体調変化の原因を一律に判断することはできません。
施術後は水分をとり、無理をせず、いつもより早めに休んでください。当日の激しい運動や飲酒は控えましょう。
次のような症状がある場合は、施術後の一時的な変化と決めつけず、医療機関を受診してください。
- 肩の痛みが施術前より明らかに強くなった
- 腕の動く範囲が狭くなった
- 手や指にしびれが現れた
- 腕や手に力が入りにくくなった
- 発熱や腫れが現れた
- 症状が数日たっても改善しない
整体へも現在の状態をご連絡ください。症状の原因を診断するのは医師の役割です。
整体KOTOBUKIは、関東・大阪に25院以上を展開し、初回のカウンセリングに時間をかけています。
強い炎症が疑われる場合や、五十肩以外の病気を除外できていない場合は、施術をおすすめせず、医療機関の受診を優先していただきます。
▼痛みは落ち着いたものの、腕が上がりにくい方へ
整体KOTOBUKIでは、肩だけでなく、肩甲骨、背中、胸まわりの動きや姿勢を確認し、一人ひとりの状態に合わせて施術を行います。
関東・大阪に25院以上、いずれも駅から徒歩1〜7分です。
出典:五十肩(ごじゅうかた)
五十肩のときに自宅でできること

自宅でできる対策は、五十肩の時期によって異なります。
痛みの強い炎症期は、肩の痛みを増やさない工夫が中心です。強い痛みが落ち着き、医師から運動の許可が出た後は、肩を少しずつ動かす練習を行います。
順番を誤ると痛みが強くなる可能性があるため、現在どの時期にいるかを医師に確認したうえで進めてください。
- 炎症期の過ごし方と寝方:痛む肩へ体重や腕の重さをかけない
- 拘縮期からの動かし方:痛みを我慢せず、指示された範囲で少しずつ動かす
炎症期の過ごし方と寝方
痛む側を下にして横向きに寝ると、肩に体重がかかり、夜間の痛みが強くなる場合があります。
仰向けで寝るか、痛む側を上にした横向きで寝てください。
仰向けで寝る場合は、痛む側の腕の下に、薄いクッションやたたんだタオルを入れる方法があります。腕と肩を支えることで、肩が後方へ落ち込むのを防ぎやすくなります。
横向きで痛む側を上にする場合は、抱き枕やクッションへ腕を乗せると、腕の重さによる負担を抑えやすくなります。
日中は、痛む側の腕で重い荷物を持つことを避けてください。
衣服を着る際は痛む側の腕から袖を通し、脱ぐ際は痛くない側の腕から抜くと、痛む肩を大きく動かさずに済みます。
肩を冷やすか温めるかは、症状や医師の治療方針によって異なります。自己判断で長時間冷やしたり温めたりせず、医師へ相談してください。
発熱や腫れ、外傷後の強い痛みがある場合は、セルフケアを行わず医療機関を受診しましょう。
拘縮期からの動かし方
鋭い痛みが落ち着き、医師から運動の許可が出たら、肩を少しずつ動かす練習を始めます。
代表的な方法の一つが、腕の重さを利用して肩を動かす振り子運動です。
- 痛くない側の手を、テーブルや椅子の背へ置きます。
- 上体を前へ傾けます。
- 痛む側の腕の力を抜き、下へ垂らします。
- 腕を小さく前後へ揺らします。
- 痛みがなければ、左右や小さな円を描く動きも行います。
痛みを我慢して、大きく動かす必要はありません。
運動中に鋭い痛みが生じた場合や、運動後から翌日にかけて痛みが強くなった場合は、運動量が多すぎる可能性があります。運動を中止し、医師や理学療法士へ相談してください。
一度に長時間行うのではなく、短時間の運動を複数回に分ける方法があります。
ただし、医師や理学療法士からリハビリや自宅運動を指導されている場合は、その内容を最優先してください。
通う間隔の考え方については、別の記事で詳しく解説しています。
五十肩と整体についてよくあるご質問

五十肩と整体について、ご相談の際によくいただく質問をまとめました。
Q1.五十肩に整体はおすすめできますか?
医療機関で五十肩と診断され、痛みの強い急性期を過ぎている場合は、整体を選択肢の一つとして検討できます。
ただし、肩の痛みには腱板断裂や石灰沈着性腱板炎など、五十肩と似た病気があります。整体では診断や画像検査ができないため、まず整形外科を受診してください。
出典:五十肩(肩関節周囲炎)
Q2.五十肩でいつから整体に通えますか?
痛みが強い急性期を過ぎ、安静時の痛みよりも肩の硬さや動かしにくさが目立つようになった時期が一つの目安です。
日本整形外科学会では、急性期には安静を図り、急性期を過ぎてから温熱療法や運動療法へ移ると説明しています。
ただし、整体を利用できる時期は症状によって異なります。医師へ相談し、肩を動かしてよい範囲を確認してください。
出典:五十肩(肩関節周囲炎)
Q3.五十肩と腱板断裂はどう見分けますか?
自分で正確に見分けることはできません。
五十肩では肩関節の動く範囲が狭くなることが多い一方、腱板断裂では腕を上げられるものの、力が入りにくい場合があります。
ただし、症状には個人差があります。レントゲン、MRI、超音波検査などを用いて医師が診断するため、整形外科を受診してください。
出典:肩腱板断裂
Q4.五十肩と肩こりの違いは何ですか?
肩こりでは、首や肩、肩甲骨周辺の筋肉に重さや張りを感じることがありますが、腕を上げる動作は行える場合が一般的です。
五十肩では、肩関節の痛みや動かしにくさが現れ、髪を洗う、背中へ手を回すといった動作が難しくなることがあります。夜間に肩が痛み、眠れない場合もあります。
ただし、肩こりと五十肩が同時に起きている場合もあるため、症状だけで自己判断しないでください。
Q5.五十肩は動かしたほうがよいですか?
時期によって異なります。
痛みが強い急性期は、痛みを強くする動作や無理な運動を避けることが大切です。急性期を過ぎた後は、医師や理学療法士の指示に従って運動療法を行います。
痛みを我慢して無理に動かしたり、自己判断で長期間固定したりすることは避けてください。
出典:五十肩(肩関節周囲炎)
Q6.五十肩はどれくらいで治りますか?
五十肩の経過には個人差があり、数か月から数年かかる場合があります。
炎症期、拘縮期、回復期を経て徐々に改善していきますが、すべての方が短期間で元どおりになるわけではありません。
肩の痛みや動かしにくさが続く場合は、放置せず整形外科へ相談してください。
出典:五十肩(ごじゅうかた)
Q7.五十肩と糖尿病は関係がありますか?
糖尿病がある方は、糖尿病がない方と比べて五十肩を発症しやすいと報告されています。
ただし、五十肩になったからといって、必ず糖尿病があるわけではありません。
健康診断を長期間受けていない方や、口渇、頻尿などの症状がある方は、内科へ相談してください。
出典:五十肩(ごじゅうかた)
Q8.五十肩のときはどのような寝方がよいですか?
痛む側の肩を下にしない姿勢が基本です。
仰向けで寝る場合は、痛む側の腕の下に薄いクッションやたたんだタオルを入れます。
横向きで寝る場合は痛む側を上にし、抱き枕やクッションへ腕を乗せると、肩への負担を抑えやすくなります。
痛みで眠れない状態が続く場合は、整形外科へ相談してください。
まとめ

肩の痛みや動かしにくさがあっても、すべてが五十肩とは限りません。
肩腱板断裂、石灰沈着性腱板炎、上腕二頭筋長頭腱炎など、五十肩と似た症状が現れる病気があります。整体では診断や画像検査ができないため、まず整形外科を受診してください。
出典:五十肩(肩関節周囲炎)
五十肩と診断された場合も、時期によって対処法が異なります。
痛みが強い急性期は、痛みを増やす動作を避けることが優先されます。急性期を過ぎた後は、医師や理学療法士の指導に従って、温熱療法や運動療法を取り入れます。
出典:五十肩(肩関節周囲炎)
五十肩は、炎症期、拘縮期、回復期を経て、長期間かけて改善していく場合があります。自己判断で無理に動かしたり、長期間動かさなかったりせず、現在の状態に合った対応を確認してください。
糖尿病がある方は、糖尿病がない方より五十肩を発症しやすいと報告されています。健康診断を長期間受けていない場合や、気になる症状がある場合は、内科への相談も検討しましょう。
出典:五十肩(ごじゅうかた)
医療機関で五十肩と診断され、強い痛みが落ち着いて肩の硬さが主な悩みになった場合は、整体で肩甲骨や背中、胸まわりの動き、姿勢などを確認することも選択肢の一つです。
医療機関の治療やリハビリと併用し、医師の方針に沿って体のケアを進めてください。
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